これはSamba 2.2をNTドメインコントローラーとして使うためのFAQである。 この文書はSambaNTドメインコントローラー機能の開発の初期にGerald Carterに よって作成され、つい最近まで同氏によって管理されてきたFAQを元にしている。 現在、Samba 2.2.0の重要な変更にともない更新されている。
この文書に記載されていることはSAMBA_TNGやHEADブランチには適用できない ことに注意してほしい。
他にもSamba 2.2 PDC HOWTO があり、基本的な動作をするSamba 2.2 プライマリドメインコントローラーを セットアップする過程を一つ一つ順番に説明している。
関係あるコードのほとんどは動作する。たとえば、NTがドメインから外されて再度ドメインに 加わると、Create a Computer Account in the Domain ダイアログで smbpasswdをリセットすることができる。あなたはこの作業をunixマシン上で行う必要はない。 しかし、現在は(unixマシンの)rootを(NTマシンの)管理者グループに入れておく必要があり、 (NTマシンで)rootと、そのパスワードを使う必要がある。
ポリシーはW2Kマシンで動作する。 MSによればW2Kの最近のビルドはNTポリシーを見ることはないが、 「過去の遺産」として存在しているそうだ。
このFAQはもともとJerry Carter (gc)主導でまとめられ、「旧HEAD」バージョンのSambaと そのNTドメインコントローラー機能について扱っていたものである。 そしてDavid Bannon (drb)によってSamba 2.2.xリリースについてより正しい記述となるよう書き直された。
この文書にはまだSamba 2.2に当てはまらない部分を含んでいるかもしれないが、 ほとんど(全部?)の誤解を招く部分は取り除いている。 いくつかの問題について扱われなかったり、間違って扱われている部分もある。 訂正や追加等を David Bannonまで送ってほしい。
我々全員がPDCとしてのSamba 2.2に慣れていくに従って、 きっとこの文書もより使いやすいものになっていくだろう。
もしあなたがSambaをWindows NT 4.0/2000クライアントのためのPDCとして動作させたいと 願っているなら、Sambaの 2.2.0 バージョンを手に入れる必要がある。 安定して、すべての機能を備えたSamba PDCのリリースは、Sambaバージョン3.0になる予定である。
以下は現在Samba 2.2に含まれる機能のリストである:
Windows NTとWindows 2000クライアント用の、機能の限定されたPDCとして動作する機能。 これにはNTやW2kマシンをドメインに加えたりドメインにログオンするユーザーの認証を が含まれる。
ドメインユーザーマネージャーを通じてドメインアカウントを閲覧する機能。
NTクライアントのドメインサーバマネージャーを通じた、Samba PDC上のリソースの閲覧/追加/削除。
Windows 95/98/MEクライアントにユーザーレベルのセキュリティを設定し、 ドメインアカウントを閲覧する機能。
マシンアカウントのパスワード更新。
ユーザーのパスワードをNTクライアントから更新する機能。
Windows NTのユーザー名マッピングを部分的にサポート。 グループ名マッピングのサポートは後のリリースで予定されている。
以下は予測できる将来動作が見込まれている機能である:
信頼関係
PDCとBDC機能の統合
2.2 リリースのSambaブランチでは、Windows 2000 ドメインクライアントを レガシーモードでサポートする。 これは、たとえばPDCがW2KサーバーでなくNTサーバーであるような状況と同様である。
CVSはSamba開発者がソースコードを集中管理するのに用いる(誰でも入手可能な)プログラム である。開発者以外の人はソースコードに読み込み専用でアクセスすることができる。 unixのような趣が、cvsのインストールとともにやってくる。
SambaのブランチをCVSの匿名アカウントから手に入れることについては http://pserver.samba.org/samba/cvs.htmlでより詳しい情報を手に入れることが できる。
現在、基本的には4つのブランチが存在する。
Samba 3.0 ? このコードにはSambaの主要な開発のすべて が詰まっている。開発版である性質上、仕事に使うのに適しているとは いえない。
このブランチには以前の安定版が入っている。現在は 2.0.8が入っていて、 これはPDCの機能に関して制限のあるバージョンである。もしあなたが本当に PDCの機能を実行しようと思うなら、代わりに 2.2 の使用を考えるとよい。
HEADブランチの機能のサブセットである、2.2.xリリースのブランチである。 この文書はSAMBA_2_2についてしか言及していない。
このブランチはもうSambaサイトでは保管されていない。 http://www.samba-tng.org/ を見てほしい。TNGに関する質問はsamba-ntdom,samba-technicalを含む、 通常のSambaメーリングリストに投稿しないことが求められている。
SAMBA_2_2やHEADのcvsコードを取得するための説明については http://pserver.samba.org/samba/cvs.html を見ること。
包括的なSamba PDC HOWTO が、Samba webサイトの'Documentation'以下にあるので読むこと。
Sambaがコントロールするドメインに参加するNT,W2K,SambaマシンはSamba PDCに 認識されている必要がある。このために必要なエントリが二つあり、 ひとつは/etc/passwdで、もうひとつは(典型的な場所は) /usr/local/samba/private/smbpasswdである。 環境によってはこのエントリは 手動で作られる。 HOWTO では、自動的に作成する方法について議論している。
私がドメインに参加しようとすると、 "The machine account for this computer either does not exist or is not accessable". というメッセージが出る。何が悪いのか?
この問題はPDCがドメインに参加するコンピュータのアカウントを持たないために起こる。 もしあなたがadd user script =を使ってアカウントを作るよう設定して いるならば、この現象はそれが正しく設定されていないことを示唆している。 ドメイン管理ユーザーシステムが動作していることを確認すること。
もしあなたが代わりにアカウントのエントリを手動で作成しているならば、 これらが正しく作成されていない。Samba PDCのsmbpasswdにドメインに参加する コンピュータのアカウントがあるか確認すること。 もしsmbpasswdユーティリティを使わずエディタでアカウントを作成したなら、 アカウント名がコンピュータのnetbios名に'$'を最後につけたものになっている ことを確認すること(たとえば、computer_name$のように)。/etc/passwdとsmbpasswdファイルの 両方にエントリがなければならない。 SambaサーバとNTクライアントの間のサブネットマスクの不一致がこのような問題を 引き起こしたと報告した人もいる。クライアントとサーバの両方で一致していることを 確認すること。
これは最近まで唯一の選択肢であったが、現在バージョン 2.2 ではもっと良い手段が 利用できる。何らかの理由により、あなたはいまだこれを手動で行わなければならないかも しれない。コンピュータアカウントは二つのエントリからなっている(これは標準インストールと /etc/passwdの利用を想定している)。ひとつは /etc/passwd でもうひとつは /usr/local/samba/private/smbpasswd である。 /etc/passwdのエントリはコンピュータ名に$をつけたものであり、パスワードは設定せず、 nullシェルで、ホームディレクトリを持たない。たとえば'doppy'というコンピュータの /etc/passwdエントリは次のようになる:
doppy$:x:505:501:NTMachine:/dev/null:/bin/false
たとえばlinuxシステム上では、このエントリを次のように追加する:
adduser -g machines -c NTMachine -d /dev/null -s /bin/false -n doppy$
次にこのエントリをsmbpasswdに追加する必要がある。smbpasswd プログラムへの適切なパスがあるものとして、次のコマンドを実行する:
smbpasswd -a -m doppy$
エントリは周知のパスワードで作られてしまうため、doppyと名乗るどんなコンピュータも それがそのドメインに参加しようとする(doppyと名乗る)最初のマシンであれば、 ドメインに参加できてしまう。それゆえあなたがそのアカウントを必要とするまでは、 アカウントを作ってはならない。
(典型的には) /etc/passwdの「コンピュータ名」は コンピュータ名の最後に'$'を付加したものである。FreeBSD(や他のBSDシステム?)は ユーザー名として'$'を含むユーザーを作成しない。
この問題はエントリを作るプログラムの問題で、($をつけたユーザー名を) 作ることができれば、完璧に動作する。だから、まず'$'をつけずにユーザーを 作成してしまい、vipwコマンドでエントリを編集し、'$'をつける。 または、あなたが望むならエントリをまるごとvipwコマンドで作ってしまう こともできる。一意のuidを使っていることを確認すること。
これはコンピュータアカウントを参加させるコンピュータ自身から作ろうとし、 そのとき(何らかの理由により)無効なユーザー名を使い、次に(おそらく有効な) ユーザー名を使おうとしたときに起こる。 最初の接続を閉じるためにネットワークアプレットを終了し、もう一度試してみると よい。
更に、コンピューターが参加しようとするドメインと同じ名前の「ワークグループの メンバー」である場合(よくない考えだ)、このメッセージが表示される。 ワークグループ名をどんな名前でも良いので他のものに変更し、再起動し、再度試みること。
これは上記の "You already have a connection..."と根本は同じである。
ドメインには無事参加できたがSambaの新しいバージョンにアップグレードしたら、 ログオン時に "The system can not log you on (C000019B), Please try a gain or consult your system administrator" というメッセージが出る。
これは private/WORKGROUP.SIDに保存されているドメインSIDが変更されたときに 起こる。たとえば、あなたがこのファイルを消すとsmbdは自動的に新しいファイルを作成する。 もしくは、バージョン 2.0.7やTNGやHEADブランチのコードで入れ替えたりする(お勧めしない)。 この問題を修正する唯一の方法は元のドメインSIDを復元するか、ドメインのクライアントを 削除して再度参加させることである。
NTDom HowToを見ること。
Windowsクライアントは \\homes\(または[%U])共有への接続を、 ユーザーが ログアウトしたあとも保持することがある。次のシナリオについて 考えること。
user1がWindows NT マシンにログオンする。 したがって[homes]共有が \\server\user1 に設定される。
user1 はしばらく作業して、ログアウトした。
user2 が同じWindows NT マシンにログオンする。
しかし、オペレーティングシステムがユーザーのプロファイルを取得しようと する時には、NT マシンは\\server\user1に設定された[homes]への接続を維持 しているため、もしuser1のプロファイルが読めたらそれを取得し、そうで なければエラーを返す。もうわかったと思う。
より良い解決法は別の [profiles] 共有を使い、 "logon path = \\%N\profiles\%U" とすることだ。
これにはいくつかの理由がある。
クライアントとPDCの時計が同期していることを確認すること。これは net time \\server /set /yes を実行することで 達成できる。 serverをあなたのPDC(または他の同期するSMBサーバ)の名前で置き換える。 時間の設定 を見ること。
"logon path"がユーザーによって書き込み可能であること、また現在の ユーザーによるログオンパスへの接続を確認する。 Windowsクライアントはログオフ時に即座に接続を切断しないことがある。
ログオンパスがブラウズ可能でないといけないという報告をしてくれた人も いる。私(GC)はまだこの現象が絶対にそうであると検証していないが、 あなたが挑戦することもできる。
ユーザーがクライアントマシンからドメインにログオンする時、PDCは クライアントマシンに「ポリシー」(存在すれば)に含まれる事項のリストを 送信する。このリストはスプラッシュスクリーンを抑制したり、日付形式を あなたの好みに合わせたり、ローカルに保存されているプロファイルを削除 したりする。
Samba PDCにおいてはこのリストは[netlogon]共有にある、 ntconfig.polという名前のファイルから入手する。 このファイルはポリシーエディタで作成し、すべてのユーザーから読み出し可能で rootのみ書き込み可能としなければならない。適切なエディタについては 以下 を参照。
システムポリシーが正しく動作しない理由は二つある。 以下のパラメータがsmb.confで設定されていることを確認すること。
[netlogon] .... locking = no public = no browseable = yes ....
ポリシーファイルは[netlogon]共有に置かれすべてのユーザーに読み込み 権があり、rootのみに書き込み権がなければならない。このファイルは NTServerのポリシーエディタによって 作られる必要がある。
以前私(drb)がソースコードを見たときに、(ポリシーファイルとして) まずntconfig.polを探しそれからいくつかの 大文字と小文字の組み合わせたファイルを探すようになっていた。 NTconfig.polやNTconfig.POLそして ntconfig.polで成功したという報告がある。 以下は私(GC)がntconfig.polで用いている文字の設定 である:
case sensitive = no case preserve = yes short preserve case = no default case = yes
ntconfig.polを作成したり編集したりするには、 NTサーバのポリシーエディタpoledit.exeを使う必要がある。 これはNT Serverに含まれているが、NTワークステーションには含まれて いない。 NTワークステーションにもポリシーエディタはあるが、これは ドメインポリシーを作成するのに適していない。 更に、Windows 95のポリシーエディタは NT ワークステーション/サーバに インストールすることもできるが、ポリシーテンプレートが設定するレジストリ キーのために、NTポリシーには適用できない。 ところで、NT サーバから持ってきたファイルはNT ワークステーションで 幸いにも動作する。必要なファイルは poledit.exeとcommon.admそしてwinnt.admである。 二つの*.admはc:\winnt\infに置くのが都合が良い。この場所は 実行ファイル(poledit.exe)が他に探す場所を指定されない限りこれらの ファイルを探す場所である。このディレクトリは「隠しファイル」属性と なっていることに注意。
Windows NT ポリシーエディタは Windows NT 4.0のサービスパック 3(以降)にも 含まれている。ファイルを展開するには servicepackname /xとする。たとえば、 サービスパック6aでは、Nt4sp6ai.exe /xである。 関連するテンプレートファイル(*.adm)も同じく展開する必要がある。 またOffice97用のポリシーテンプレートファイルをダウンロードして、 ポリシーエディタのコピーを得ることもできる。 他の(ポリシーエディタを取得できる)場所としては、マイクロソフトから ダウンロードできる Zero Administratoion Kit がある。
グループポリシーを適用するためは group policy handler for Win9xをインストール する。Win98 CDの\tools\reskit\netadmin\poleditを みること。 grouppol.infをダブルクリックして、 グループポリシーをWin9xクライアントにインストールする。 ログオフとログオンを2,3回行い、Win98がグループポリシーを適用しているか どうかを見る。 残念なことに、この作業はグループポリシーを使うすべてのWin9xマシンで行う 必要がある。
もしグループポリシーが動かない場合、ある報告では更新された(動作している) grouppol.dllを取得することを提案している。グループのリストは /etc/group から持ってくる。
NTワークステーションのユーザーは自分のドメインパスワードを Ctrl-Alt-Del を押して「パスワードの変更」を選ぶことで変更できる。しかしデフォルトでは、 これはunixのパスワード(典型的には/etc/passwd または /etc/shadowにある)を変更しない。 多くの場合、これでもOKである。例えば :
ユーザーはsambaを介してのみサーバにアクセス可能である場合。
Pam_smb や同様のものがインストールされていて、他のアプリケーションが sambaパスワードを参照している場合。
しかし別のパスワードデータベースを管理する必要があり、それらを 同期すべき理由があるときもある。ユーザーに自分のパスワードを 別の2箇所で変更する必要があると説明したり、二つの異なるパスワードを 使う必要があると説明したりするのは辛いものだ。
しかしパスワード同期を設定するのもまた問題がないわけではないことを 理解してほしい。一番難しいところはSambaとpasswd コマンドのインターフェースで、設定は些細で、 ユーザーが入力したパスワードが失敗した場合、返されるエラーはあやふやに 報告され、ユーザーは混乱することになる。 さらに、ユーザーが自分のパスワードをsambaを通じて (もしくはsmbpasswdを使って)のみ変更することを 確認する手続きを踏む必要がある。そうしなければ、ユーザーはunixのパスワード のみ変更することができてしまう。
ユーザーのパスワードを(rootとして)変更してみて、どのようなやり取りが おきているのかを調べ、以下の'passwd chat'行を必要に応じて変更する。 以下の行は最近のRedHat Linuxで動作するが、他の多くのシステムでは 違った方法をとるようだ。'*'はワイルドカードで、すべての文字 (または無文字)にマッチする。
以下の行をsmb.confの[Global]に追加する
unix password sync = true passwd program = /usr/bin/passwd %u passwd chat = *password* %n\n *password* %n\n *successful*
上で述べたように、unixパスワードの変更はユーザーとしてではなく、 rootとして行われることが ~/smbd/chgpasswd.c で示されている。 もしあなたがNISを使っているなら、SambaサーバーはNISマスターと 同じマシン上で動作していなければならない。
unix eof(DOS CL/LFとは対照的な)を理解できて、そのまま残すような WindowsやDOSベースのエディタはいくつかある。 メーリングリストのメンバーがお勧めするのは :
UltraEdit www.ultraedit.com
VI for windows home.snafu.de/ramo/WinViEn.htm
作者が好きな PFE www.lancs.ac.uk/people/cpaap/pfe/ しかしもう開発されていない
NTサーバのCDを今買う必要はないのだが、どうやって「ユーザーマネージャー」 や「サーバーマネージャー」を手に入れればよいのか?
マイクロソフトは Windows 95 システムにインストールするための このツールの nexus と呼ばれるバージョンを配布している。 このツールセットが含むものは
サーバーマネージャー
ドメインユーザーマネージャー
イベントビューワー
アーカイブファイルをダウンロードするには、ここ ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/NEXUS.EXE をクリックする。
Windows NT 4.0 バージョンの「ドメインユーザーマネージャー」と 「サーバーマネージャー」はMicrosoftのftpから手に入れることができる ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/SRVTOOLS.EXE
ドメイン管理者としてログオンしたときにはうまくいくのであれば、問題は 通常のユーザーが時刻を変更する権利を持たないことである(システムはログオン時の ユーザーのパーミッションで動作する)。これはSambaの問題ではなく、あなたは 接続するすべての場所で同じ問題に遭遇するだろう。あなたはユーザーマネージャー から、'everyone'に時刻を変更する権利を与えることができる。
だれかこれをポリシーで実行できるようにするレジストリの設定を知らないか?
私は"trust account xxx should be in DOMAIN_GROUP_RID_USERS." というメッセージをログに保存している。何かすべきことはあるか?
あなたは古い開発版のひとつを使っている。アップグレードすること。 (メッセージは重要なものではなく、開発者の備忘録だった)
問題をデバッグするための診断ツールとして最上なもののひとつはSambaそのもの である。smbdとnmbdの両方で -d オプションを使ってどの「デバッグレベル」 で動作するかを指定できる。デバッグオプションについての詳細は、 smbdとnmbd、そしてsmb.confのmanを見ること。デバッグレベルは 1(デフォルト)から10(100はパスワードのデバッグ)まである。
デバッグの助けになるほかの方法は、sambaをgcc -g フラッグでコンパイルすることである。これはバイナリにデバッグ 情報を含み、gdbを実行中の smbd / nmbdプロセスに接続することができる。 NTワークステーションと対話中のsmbdプロセスにgdbを接続するには、 まずワークステーションに接続を確立させる。ctrl-alt-deleteを押し、 ドメインサーバに立ち寄れば 'LsaEnumTrustedDomains'を生成するには 十分である(少なくとも、最初にドメインに参加したときには)。 したがって、ワークステーションは接続を開いたまま保持していて、 それゆえsmbdプロセスが動作していると思われる(smbdの アイドルタイムアウト時間を本当に小さくしてないことを想定している)。 したがって、ctrl-alt-deleteを押して実際にパスワードを入れるまでの 間に、gdbを接続して続行することができる。
よく知っておく価値のある、役立ついくつかのsambaコマンドとして:
testparam | more
smbclient -L //{サーバのnetbios名}
SMBも有効なバージョンのtcpdumpが http://www.tcpdup.org/ で手に入る。 Etherealという、UNIXとWin32用のまた別の良いパケットスニッファが 以下でダウンロードできる http://www.ethereal.com
Microsoft Windows NT上でのトレースのために、ネットワークモニタ (別名 netmon)がMicrosoft Developer Network CDやWindows NT Server インストールCD、SMS CDで手に入れることができる。SMSに付属している バージョンのnetmonはどの二つのコンピュータ間のパケットをダンプ することができる(例えば、ネットワークインターフェースを無差別 モードにして)。 NT Server インストールCDに付属のバージョンは自分のNT向けのトラフィック と、ローカルサブネットへのブロードキャストしかモニタできない。 Eterealはnetmon形式のファイルを読み書きできることに注意すること。
netmonのNTワークステーションへのインストールは2,3の手続きを 必要とする。以下は Microsoft Windows NT Server4.0と Windows NT Workstation 4.0 についてくる Netmon V4.00.349をインストール するためのものである。この手続きは他のバージョンの Windows NT / Netmon でも同様であろう。Windows NT Server 4.0と Workstation 4.0の 両方のインストールCDが必要となる。
はじめに、'Network Monitor Tools and Agent' を NTサーバにインストール する必要がある。このために、
スタートメニュー - 設定 - コントロールパネル - ネットワーク - サービス - 追加
'Network Monitor Tools and Agent'を選び 'OK'を押す
コントロールパネルのNetworkで、'OK'を押す。
挿入を促がされたら Windows NT Server 4.0 インストールCDを 入れる。
この時点でNetmonファイルは %SYSTEMROOT%\System32\netmon\*.*. に入っている。また、二つのサブディレクトリがある。 parsers\にはnetmonパケットダンプをパースするのに 必要なDLLが入っている。もうひとつはcaptures\ である。
NT WorkstationにNetmonツールをインストールするためには、 最初に 'ネットワークモニタエージェント'をWorkstationのインストールCDから インストールする必要がある。
スタートメニュー - 設定 - コントロールパネル - ネットワーク - サービス - 追加
'ネットワークモニタエージェント' を選択し、'OK'を押す
コントロールパネルのネットワークで、'OK'を押す。
CDの挿入を促がされたら、Windows NT Workstation 4.0 インストールCD を入れる。
NTサーバの %SYSTEMROOT%\System32\netmon\*.* からワークステーションの %SYSTEMROOT%\System32\netmon\*.* にコピーし、あなたのサイトで 適切だと思われるパーミッションに設定する。NTマシンでnetmonを動かす ためには、管理者権限が必要となる。
Windows 9xマシンにNetmonをインストールするためにはWindows 9x CD (\admin\nettools\netmon)からネットワークモニタエージェントをインストール する。netmonドライバと同じ場所にreadmeっがあるので、もしインストールに 関する情報が必要なら読むとよい。すでに動作しているインストール済みのNetmon からファイルをコピーすること。
メーリングリストや、RFCや文書といった形で多くの情報源が入手可能 である。sambaディストリビューションに含まれている文書は、ブラウジング などの一般的なSMBに関する話題についてとてもよい説明をしている。
Samba サイトホーム http://samba.org あなたの近くのミラーも用意している!
Samba ミラーにあるDevelopment 文書 はおそらくあなたの問題について言及しているだろう。 もしそうなら、その問題について開発者がおそらく作業中であることを 意味している。
Ignacio Coupeau は、SambaLDAPの組み合わせについてとても広範囲にわたる 視点を持っている。 http://www.unav.es/cti/ldap-smb-howto.html 少し注意してほしいのだが、私が思うにこれは特にsamba2.2.xについて言及 したものではない。HEAD pre-2.1 がたぶん一番ここを見るのに適している。
Lars Kneschke's のサイト http://www.kneschke.de/projekte/samba_tngは、 Samba-TNG について 述べている。 しかし、もう一度言うが、この多くはSambaの主要な動向に適用はできない。
Scott Merrill がどのようにBDCの振る舞いをシミュレートしているか 見てほしい。 http://www.skippy.net/linux/smb-howto.html
2.0.7はほとんどPDCとして利用できたが、私 (drb) はまだしばらくの 間 2.0.7 PDC ページ http://bioserve.latrobe.edu.au/samba を保存しておくことにする。
CIFS 情報への雑多なリンク http://samba.org/cifs/
NT Domains for Unix http://mailhost.cb1.com/~lkcl/ntdom/
古いSMB仕様についてのFTPサイトは ftp://ftp.microsoft.com/developr/drg/CIFS/
MSのアーカイブも参照したほうが良い ftp://ftp.microsoft.com/developr/drg/CIFS/"
Sambaに関するメーリングリストはいくつかある。 http://samba.orgに行き、 nearest mirror を選び、Support をクリックし、 それから Samba related mailing listsをクリックする。
Samba TNGに関する質問は、 http://www.samba-tng.org/ 。 Samba-TNGに関する質問は Sambaの主要な動向を扱っているメーリングリストには 投稿しないことが要求されている。
もしあるメーリングリストにメッセージを投稿するときは、 以下のガイドラインを守るようにしてほしい:
開発者のメンバーはいつもボランティアであり、給料をもらっているわけでも ある機能をある期限までに出荷することを保証しているわけでもない。 どんなタイムラインも「最良の予測」であって、それ以上ではない。
常に自分がどのバージョンのsambaを使っていて、sambaを動かしている オペレーティングシステムは何を使っているかを明記すること。 あなたのsmb.confの関係するセクション、最低でも PDCサポートに関係する[global]のオプションは書いたほうが良い。
バージョンに加えて、もしSambaをCVSから取得したのであれば、 最後にチェックアウトした日付も書くこと。
あなたの疑問を明確かつ簡潔にするよう努めること。長くて分かりづらい 質問を多くすると、完全に読まれる前に消去されてしまう! htmlエンコードされたメッセージを投稿しないように(もし色やフォント サイズを選べるなら、それはhtmlメッセージである)
もしあなたが外出中に「休暇中です」という自動応答を返す仕掛け (訳注: メーリングリストに自動応答して、意味のないメールをふりまく)を 動かしているなら、 それがメーリングリストに応答しないことを確認すること。
クロスポストをしない。どのメーリングリストが投稿するのに一番良いか、 投稿するとどういったことが起こるのかを理解する。例えば、 samba-ntdomとsamba-technicalの両方に投稿しないようにする。 多くの人々は1つ以上のメーリングリストに参加して活動していて、 同じメッセージを2回以上見るとわずらわしく思ってしまう。 (訳注: クロスポストしなくとも)誰かがあるメッセージをみて、 他のメーリングリストで扱ってもらったほうが良いと思えば、 あなたのためにそれを転送してくれる。
デバッグレベルを20くらいまで上げたログファイルの一部 を含めたほうが良いかもしれない。 エラーメッセージのコンテキストが分かるのに十分な部分だけを送るように し、全部を送らないようにして欲しい。
(もしかすると)もし完全なnetmonトレース(エラーへのパイプを開いておいて) があるならば、*.CAPファイルを同様に送っても良い。
メールに文書を添付する前に熟考して欲しい。 関連する部分をメッセージの本文にペーストすることを考えてみる。 Sambaメーリングリストは膨大な数の人々が参加するようになってきている。 その全ての人の添付ファイルを保存するディレクトリに、あなたの smb.confのコピーを置く必要があるだろうか?
Sambaメーリングリストから自分の名前を削除するには、入会したときと 同じページに行けばよい。 http://lists.samba.org で、nearest mirrorをクリックしSupportをクリック、そして Samba related mailing listsをクリックする。 または、ここを見ると良いかもしれない。
(退会の手続きがなぜかうまくいかない場合を除き) 退会をお願いするメールをメーリングリストに投稿しないようにして欲しい。 上記のアドレスを参照するように言われるだけである。